手刺繍のベビーバース（フレーム付）PK [bb-01-pk]

この商品は、刺繍図案や配色などの商品企画を日本で行い、スリランカの女性が刺繍をしています。
スリランカはまだまだ経済危機が続いており、田舎の方では生活の厳しさも深刻化しています。
この商品を作るきっかけになったのが、スリランカ人の友人から「女性が家でもできる小さな手仕事があればいいのだけど」という相談を受けたことがきっかけです。
電力不足や度重なる停電やガソリン不足で公共の交通機関も時折ストップし、外に働きに出掛け難い状況が続いているためです。
クロスステッチ刺繍なら、手先が器用な女性なら図案を見ながら時間をかければ出来るということで、何度も何度も試作を重ねて商品化いたしました。
作り手も買い手も皆がハッピーになれるような応援の仕組みを考えて生まれた商品です。

＊＊＊＊＊　Giving Back to Sri Lanka に込める想い　＊＊＊＊＊

" 憎しみは憎しみによって消え去るものではない、慈愛によってのみ消え去るものである"
　 ----- hatred ceases not by hatred , but by love ----

これは、1945年 第二次世界大戦後のサンフランシスコ講和会議でスリランカ（当時のセイロン）の代表として出席した J.R.ジャヤワルダナ氏（初代大統領）が演説で引用した仏陀の言葉です。
スリランカ人の70%が仏教徒で平和主義者が多く、古き良き日本のように助け合う心があります。
彼は対日賠償請求権の放棄を明らかにするとともに、日本を国際社会の一員として受け入れるよう訴える演説を行いました。

この演説は、敗戦国である日本に対して厳しい賠償請求や日本を分割し、占領統治を求める一部の戦勝国をも動かし、分断から調和へと大きく流れを変えた演説と言われ、その後 日本が国際社会の復帰へと繋がるひとつの象徴的出来事として記憶されています。

今の日本へと道筋を繋げてくれたスリランカへの恩とスリランカの友人との繋がりに改めて「ありがとうの気持ち」を込めて、スリランカのハンドメイド商品を 「Giving Back to Sri Lanka」 として、支援の輪を広げていければと思っております。　 尾持ふみ子